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やなぎ えいいちろう フリーで活動しているゲーム音楽作曲家。かつては村山貴英(むらやま たかひで)・柳英一郎という名義を使用していた。 最初は名古屋音楽大学で作曲を学び日本ファルコムへ入社。Falcom Sound Team jdkのメンバーとして活動する。 ファルコムでの活動時期は2003年から2005年頃まで。『英雄伝説 空の軌跡FC』や『ぐるみん』といった作品を担当。 ファルコム退職後はフリーのコンポーザーとして活動。活動の幅を広げて同人界隈やアニメなどの劇伴やボーカル楽曲を多数手掛ける。 ボーカリストやベーシストとしても活動しており、歌手のAyumi.氏と音楽ユニット「Astilbe × arendsii」を結成。ライブも精力的に行う。 ゲームでは元ファルコムの作曲家の天門(白川篤史)氏と共に『ef - a fairy tale of the two.』の楽曲を手掛けたことで知られる。 その他にもパソコンゲーム・同人ゲームなどを中心とした多数の作品に、ボーカル曲や劇判曲を送り出している。 王道楽曲から、自身の得意とする一度聞いたら耳から離れないようなドラマチックな楽曲まで聴く者を魅了し続けている。 作曲作品の一例 ファルコム時代英雄伝説 空の軌跡FC ぐるみん イース -フェルガナの誓い- ザナドゥ・ネクスト フリー時代ef - a fairy tale of the two. eden* 夏空のペルセウス 12の月のイヴ ガンナイトガール GENERATION XTH CODE BREAKER 迷宮クロスブラッド リローデッド 東京新世録 オペレーションアビス BIGBANG BEAT 1st Impression 紅魔城伝説 緋色の交響曲 紅魔城伝説II 妖幻の鎮魂歌 AKiBA'S TRiP 七つのふしぎの終わるとき 戦場のフォークロア アルノサージュ ~生まれいずる星へ祈る詩~ CROSS×BEATS (Astilbe × arendsii名義) crossbeatsREV.SUNRISE (Astilbe × arendsii名義) ソレヨリノ前奏詩 STELLA GLOW アンゲネームプラッツ 罪ノ光ランデヴー 神楽訪神歌 珊海王の円環 デモンゲイズ2 天結いキャッスルマイスター まおてん あくまで、これは~の物語 天冥のコンキスタ モン勇 外部リンク Eiichiro Yanagi
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リィン・シュバルツァー アタックランク クラフト疾風/疾風・改 神気合一 裏疾風 Sクラフトコメント リィン・シュバルツァー アタックランク 斬 突 射 剛 S - - - クラフト 名前 消費 ディレイ 性能 習得条件 通常時 紅葉切り 20 攻撃(威力C):円S(地点指定)駆動解除 遅延+10 崩し発生率+10% 初期 真・紅葉切り 20 攻撃(威力C+):円S(地点指定)駆動解除 遅延+15 崩し発生率+10% LV46 激励 30 補助:円LL(自己中心)3ターンSTR+25% CP+10 初期 弧影斬 30 攻撃(威力B):直線S(地点指定)遅延+20 初期 真・孤影斬 30 攻撃(威力B+):直線M(地点指定)遅延+25 LV68 疾風 45 攻撃(威力A):円L(地点指定)封技(30%) 崩し発生率+20% 初期 疾風・改 45 攻撃(威力A+):円L(地点指定)封技(60%) 崩し発生率+20% LV81 業炎撃 45 攻撃(威力S):円S(地点指定)炎傷(30%) 気絶(30%) 崩し発生率+30% 初期 龍炎撃 45 攻撃(威力S+):円M(地点指定)炎傷(50%) 気絶(50%) 崩し発生率+30% LV95 神気合一 100 0 幕間 騎神召喚 EP500 神気合一時 滅・紅葉切り 20 攻撃(威力A):円S(地点指定)駆動解除 遅延+25 崩し発生率+20% 滅・孤影斬 30 攻撃(威力S):直線M(地点指定)遅延+25 崩し発生率+10% 裏疾風 50 攻撃(威力S+×2):直線L(地点指定)封技(100%) 崩し発生率+30% 滅・龍炎撃 60 攻撃(威力SS+):円M(地点指定)炎傷(100%) 気絶(100%) 崩し発生率+50% LV95 疾風/疾風・改 零の軌跡からお馴染み二の型。 対象指定から地点指定に変更され、使いやすくなった。 射程も長く地点移動をしないため、弧影斬と併せて中~後衛から砲台的な運用も可能。回避盾を単騎で突っ込ませるようなスタイルに。 神気合一 本作の目玉クラフトのひとつ。 3ターンSTR・DEF・SPD+50%、『覚醒』状態(クラフトが変化、状態異常&能力低下無効)。ステータス、クラフト双方の強化によって随一の物理アタッカーに。 CP100ギリギリ程度での発動ではクラフトが撃てず勿体無いので、150~くらいまで溜め+供給手段(装備面やCP回復効果、オーバーライズなど)も用意してから発動したいところ。 裏疾風 碧の軌跡で(の脅威が)お馴染み二の型秘技。 範囲が幅広の直線、地点移動あり、2回攻撃、威力・封技発生率上昇、と大幅変化。補助効果無効(本作でのオールキャンセル)は流石に無し。よって、自ずと疾風とは使用感が変わってくる。指定した地点に移動するので、位置取り関係で思わぬトラブルを起こさないように注意。 滅・龍炎撃の方がダメージが大幅に上回る場合もあり。他にもCP回収率、追加効果、位置取りなど違いは多いので状況を見極めて使い分けをしていこう。 Sクラフト 名前 性能 習得条件 通常時 蒼焔ノ太刀 攻撃(威力SS+):円LL炎傷(100%) 初期 終ノ太刀・暁 攻撃(威力SSS+):全体炎傷(200%) 終章 神気合一時 蒼焔ノ太刀(神気合一時) 攻撃(威力SSS+):円LL炎傷(200%) 初期 終ノ太刀・暁(神気合一時) 攻撃(威力4S+):全体炎傷(300%) 終章 コメント 覇道やら何やら付けて控えにしといて、クリティカル1ターン前で交代→神気合一→Sクラフト。 つまんないゲームの出来上がり - 名無しさん 2014-10-22 11 38 18 「つまんない」遊び方を自慢げに挙げて何が楽しいんだ、このバカ↑ - 名無しさん 2015-03-13 11 54 28 名前
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「…び太君……のび太君……のび太君起きて……」 だれかの声が聞こえてくる、でも反応しようとは思わない。 今、この心地よい場所から出たくない、もっとこの場所にいたい…… 「のび太君、起きろおお!」 突然の叫びによって、野比のび太は現実世界へと引き戻される。 「もー、夢がいいとこだったのに…… そんなに大声出して起こすことはないだろう、ドラえもん。」 少年のび太は、目をこすりながら文句を言う。 それに対し、猫型ロボットのドラえもんはこう答える。 「君が何回起こしても起きないからだよ! 今何時だと思ってるんだ!」 ドラえもんの手元にある時計には、現在の時刻が午前7時40分であることが表示されている。 まずい、このままじゃあ遅刻してしまう! 眠気を吹き飛ばし、驚異的なスピードで着替えをすましたのび太は猛スピードで階段を駆け降りる。 そして台所へ向かうと、食パンを一つ取り出して口にくわえる。 「こら、朝ごはんぐらいちゃんと食べなさい!」 母、野比玉子の怒声を背にのび太は玄関を飛び出した。 のび太が通う『トキワトレーナーズスクール』の門限は8時、急がなくては…… のび太は食パンを口に押し込みながら必死で学校へと向かう。 学校が見えてきた、時計には7時59分の文字が示されている。 まだ間に合う、急げ! 廊下を猛スピードで駆け、3年生の教室へと向かう。 教室に入ったら元気よく挨拶しよう! そうすれば怒られないかも…… 「おはようございまーす!」 明るく挨拶をすると、そこには目を丸くしているクラスメイトたちの姿があった。 どうやら、挨拶は完全に裏目に出たようだ。 静まり返った教室の中に、先生の声が響く。 「ほう、野比……こんなに遅れてくるとは、私の授業など受ける必要がないということかな?」 「い、いえ、決してそんなことは。」 のび太の言葉など先生の耳には全く入っていない。 「じゃあ質問だ、カイリキーがヤミラミに空手チョップをしました。 さて、これは効果抜群でしょうか?」 意外と簡単な質問だった、のび太は胸を撫で下ろしながら答える。 「そんなの簡単ですよ……ヤミラミは悪タイプ、だから効果は抜群です。」 何の迷いもなく答えると、教室がさらに静まり返った。 そして次の瞬間、物凄い勢いの笑いが教室を包んだ。 「野比、ヤミラミにはゴーストタイプもあるんだぞ……」 そういえばあったな……と、のび太は今頃になって思い出した。 そして次の瞬間先生が発する言葉、何度も聞かされているのび太には予想がついていた。 「バカモーン、廊下に立っとれー!」 皮肉にも、予想通りのび太は廊下に立たされてしまった。 廊下に歩いていくのび太に、今だやむことのない笑いの渦が降りかかっていた。 廊下に立たされたのび太は、今朝のことを思い出していた。 ―――猛ダッシュで学校に辿り着いたのび太の目に映ったのはあまりにも悲しい光景だった。 校門は既に閉められ、その鍵を持つ生徒指導の神成さんは校舎内へと戻っていた。 諦めて溜まるか、と校門の上から無理やり入ろうとしたのび太。 だが、その選択が間違いだった。 運悪く、後ろを向いた神成さんにその光景を見られてしまったのだ。 「こらー、何をしている!」 その迫力から『雷さん』の異名を持つ神成さんの怒りのいかずちがのび太を貫いた。 結局のび太は生徒指導室で30分程度の説教を受けてから教室へ向かった。 そしてその結果が、先程のザマだ。 もうこれで今年度20、いや30回目くらいだろうか、廊下に立たされたのは…… 授業の終了を告げるチャイムがなり、のび太はようやく教室に戻してもらった。 次の授業はポケモンの生態を学ぶポケモン学、のび太が最も嫌う教科だ。 ポケモン学を担当している藤山は、その寂しい頭故に、『ハゲ山』というニックネームを密かにつけられている。 ポケモン学の授業はとてもつまらない、楽しみといえばハゲ山の頭を見て笑うくらいだ。 それにも飽きたのび太には、ハゲ山の声が安らかな子守唄にしか聞こえない。 ……そういえば、昨夜は遅くまで漫画を読んでいたなあ。 眠りを欲する己の細胞に身を任せ、のび太はゆっくりとまぶたを閉じる。 この後、のび太がこの日二回目の廊下に立たされる罰をくらったのは言うまでもない。 下校時間を告げるチャイムが鳴る、やっと学校から解放されたのだ。 今日も嫌な一日だったな、とのび太は深い溜息をつく。 「近頃この辺りで起きているポケモン消失事件に巻き込まれないように、さっさと家に帰るように。 それじゃあみんな、さようなら。」 「「「さようなら」」」 先生との挨拶が終わり、ようやく帰宅時間となる……のび太を除いては。 「ハァ、どうして僕がこんな目に……」 本日あった様々な出来事の罰として、のび太は教室の掃除をしてから帰ることになっていた。 これ以上罰が増えたら困る……不本意ながらものび太は真面目に掃除をしていた。 そんなのび太に、1人のクラスメイトが声をかけた。 「おやおや、のび太は今日も居残りかい?」 彼の名は木鳥高夫、通称『ズル木』のび太と同い年の少年だ。 「そんなんだからお前は2回も昇級試験に落ちるんだよ、ハハハハハ!」 そんな様子を見ていたほかの少年がズル木に近づいていく。 「お前だってまだ3年生じゃないか、ズル木!」 大声で叫ぶ彼の名前は剛田武、ジャイアンと呼ばれるガキ大将だ。 「そうだそうだ、ジャイアンの言うとおりだぞ。」 ジャイアンの意見に賛成するこの少年は骨川スネ夫、2人とものび太と同い年だ。 「君たちは僕が2年連続体調不良でテストを受けられなかったことを知っているだろう? 僕は本来なら今頃5年生、君たちみたいな落ちこぼれとは違うんだよ!」 その言葉を聞いたジャイアンの中で、何かがプツン、と切れた。 「ズル木、てめええええ!」 怒り狂い、ズル木の胸ぐらを掴むジャイアン……そんな彼にズル木は言う。 「やめろよ、ここで僕を殴ったら今度こそ退学だよ?」 その言葉を聞いたジャイアンはズル木から手を放し、のび太に何か囁くと教室を出て行った。 スネ夫とズル木もそれに続き、教室に残されたのはのび太1人となった。 放課後、のび太は真っ先に学校から少し離れた空き地へと向かった。 教室でジャイアンに、放課後ここに来るように言われたのだ。 ジャイアンは大事な話があると言っていた……何を言い出すか分からないので、正直不安だ。 空き地にはすでにジャイアンとスネ夫の姿があった。 のび太の到着を確認したジャイアンは話を始める。 「よし、全員揃ったな……じゃあ今から大事な話をする、よく聞けよ。」 ジャイアンの顔はいつになく真剣である、のび太とスネ夫も気を引き締める。 「正直俺たち3人は今、崖っぷちに立たされている。 昇級試験に2年連続滑り、問題行動も多い……このままじゃあ退学もありえる。」 ちなみに、ジャイアンたちの問題行動とは野球で近所のガラスを割ったり、立ち入り禁止の場所に入ったりしていることだ。 のび太の問題行動はもちろん、遅刻と居眠りである。 「俺たちが無事に4年生になるためには、先生たちの評価を再び上げるしかない。 そこで、俺たちで今起きているポケモン消失事件を解決しようと思う!」 あまりにもの唐突な提案に、のび太とスネ夫は口をポカンと空けていた。 ポケモン消失事件……最近ここトキワシティで起きている事件だ。 朝起きると突然自分のポケモンがいなくなっていた、という怪奇現象である。 それを自分たちで解決して評価を上げる……凡人には考えることもできないアイデアだ。 「で、でもポケモン消失事件は警察でも手を焼くような事件なんだよ。 それに、もしかしたら犯人と戦闘になるかもしれない、でも僕たちはポケモンを持っていない……」 のび太の弱気な一言を聞いたジャイアンは、恐るべし言葉を発した。 「それなら問題ねえ……今日、俺たちで学校のポケモンを盗み出すんだ。」 ―――この時、運命の歯車は既に回り始めていた。 学校制度について この国の児童は7歳になったとき、トレーナーズスクールか普通の小学校のどちらかに進むことができる。 小学校の方は現実世界と全く同じ6年制、その後3年間中学校に通って義務教育は終了だ。 ここでは、トレーナーズスクールの制度について説明する。 トレーナーズスクールについて トレーナーズスクールは小学校と同じ6年制、ただし、2年生からは上の学年に上がるには昇級試験に合格する必要がある。 ちなみに、進級試験に3回連続で落ちた生徒は退学となり、小学校に通うことになる。 ↓各学年の特徴 1年生・・・小学校1年と同じように、履物のそろえ方やトイレの使い方なんかを学ぶ。 勉強はほとんどなし、よって進級試験もない。 2年生・・・ポケモンの名前を覚えたり、バトルの相性を覚えたりする。 進級試験はとても簡単で、のび太でも一発合格出来たほどだ。 3年生・・・ポケモンのタイプや生息地、技などについて学ぶ。 進級試験はやや本格的になっており、のび太たち3人は2回落ちている。 4年生・・・4年生になると、学校からパートナーポケモンを一体貰うことができる。 ここからバトルの簡単な戦術を学び、コンテストについても少し学ぶ。 5年生・・・5年生はポケモンの詳しい特徴について学ぶ。 バトルやコンテストについてもさらに深く学ぶ。 6年生・・・6年生の学習内容は5年生と対して変わらない。 卒業後に向けて、ポケモンに関わる様々な職について勉強するのが付け加えられている。 トレーナーズスクールを卒業した生徒は社会に出てもよいし、トレーナーズハイスクールに進むこともできる。 トレーナーズハイスクールについてはまた次回 ポケモンを盗む? ジャイアンのあまりにも唐突な提案に、のび太たちはしばらく黙り込む。 そして、ようやくスネ夫が喋りだした。 「ポケモンを盗む……それもトレーナーズスクールから? いくらなんでも無理に決まってるじゃないか。 スクールの防犯システムの凄さは、ジャイアンだって分かってるでしょ? それにもしバレたら、僕たち絶対退学だよ?」 スネ夫の意見に、のび太もそうだそうだと同意する。 だがジャイアンは諦めなかった。 「大丈夫、俺には作戦があるんだ。 それに、お前たちだって欲しいだろ、ポケモン。」 その通り……のび太もスネ夫も、今一番欲している物はポケモンなのだ。 自分と同時期に入学した生徒たちは、特別な事情があるズル木を除いては皆4年生以上。 つまり、彼らはみんなポケモンを貰っているのである。 かつて同級生だった者が、4年生になってポケモンを手に入れる。 そんな光景を見てきたのび太とスネ夫にとって、スクールの初心者用ポケモンとは特別な意味を持つのだ。 「ねえジャイアン、どんな作戦を考えているんだい?」 スネ夫が尋ねる、どうやら彼はもう誘惑に負けてしまったようだ。 「簡単さ、俺たちにはドラえもんっていう心強い味方がいるじゃないか。」 それを聞いたは『あっ、なるほど!』と声を上げる。 だれもが知っている事だとは思うが、ドラえもんは未来から来たロボットなのだ。 ドラえもんは未来の不思議な道具を持っていて、その力は現代では奇跡と思われることを簡単に成し遂げることができるのだ。 「ただし、この作戦を成功させるにはのび太の協力が必要不可欠だ。 のび太、やってくれるか?」 突然ジャイアンに話をふられたのび太は驚いた。 この作戦を成功させるには、ドラえもんの身近にいるのび太の協力が必要なのだ。 しかしのび太は正義感が強い人間である、この犯罪行為に加わるにはいささか抵抗があった。 だがポケモンが欲しいのも事実である、のび太は少し躊躇いながらも言った。 「うん、僕も手伝うよ……」 「よーし、これでメンバーは揃ったな!」 ……といっても三人だが。 「でも、ドラえもんがこんな計画に手伝ってくれるとは思わないよ?」 のび太が疑問を投げかける、ドラえもんの真面目な性格は皆よく知っている。 「そんなの分かってるよ! わざわざ協力してもらわなくても。こっそりスペアポケットを持ってこればいいじゃないか!」 つまり、のび太はこの日もう一つ犯す罪が増えたことになる。 だが彼の決意は揺るがない、その目には決意の色が宿っていた。 「じゃあ今日の深夜3時、学校の校門前に集合だ!」 ジャイアンの一言で、僕たちは別れて自宅へと向かった。 ―――星たちが輝き始める頃、野比のび太は目を開けた。 時計を見ると、そこには現在の時刻が2時25分であることが示されている。 のび太の見事な寝たふりに騙されたドラえもんは心地よく眠っている。 押入れの中にあるスペアポケットをこっそり拝借し、息を殺して玄関へ向かう。 「おせーぞのび太ぁ!」 まだ集合時間はきていないのに、すでに校門では2人が待ち構えていた。 3人とも気持ちが高ぶっている、そんな感じだった。 「じゃあ早速例のものを……」 ジャイアンに指示されたのび太はスペアポケットから二つの道具を取り出す。 壁の手前と向こうを穴を開けて結ぶ通り抜けフープと、だれからも気にかけられないようになる石ころ帽子だ。 「ちゃんと三つあるな……じゃあ行くか!」 通り抜けフープを使って校舎内に進入した3人は、石ころ帽子をかぶって警備室に向かう。ポケモン保管庫には防犯カメラがある、その電源を警備室で落とすことができるのだ。 警備室には警備員が1人いた。 ジャイアンが後ろからこっそり忍び寄る、石ころ帽子のおかげでまったく気付かれない。 事前に科学室から拝借していた薬品の匂いをかがせ、警備員を眠らせる。 「こうしていると、まさに犯罪者になった気分だね。」 スネ夫が言う……実際そうなのだが。 これで姿が映ることもない、後はポケモンを盗むだけだ。 三人は慎重にポケモン保管庫へ向かう、そこに罠があるとも知らずに…… ポケモン保管庫に三人が一歩脚を踏み入れたその時! 突然防犯ブザーのような音が校舎中に響き渡った。 「なんだなんだ、何がどうなってるんだ?」 ジャイアンが驚きの声を上げる。 実はこの部屋にはもう一つ、赤外線センサーという物があったのだ。 このセンサーは鍵を開けずにこの部屋に入った者に反応する。 通り抜けフープを使って入った三人もその対象になったということだ。 「まずい、これだけ騒がしかったらさっきの警備員が起きるかもしれない。 実際はあの薬品をかがせた者は丸一日は眠り続けるのだが、彼らはそのことを知らなかった。 それに、突然の出来事に気が動転しているのだ。 「とにかく、警備員が起きる前に早くここを出よう。」 「でも、ポケモンは?」 「その辺にあるのを適当にとって行け!」 三人は近くにあるモンスターボールを一個ずつ取り、急いで部屋から脱出した。 「ハアハア……ここまで逃げれば大丈夫かな?」 ジャイアンが呟き、他の2人もそれに同意する。 ……彼らはいま、昼間集まっていた空き地まで逃げて来ていた。 そろそろ体力の限界を迎える三人は走るのをやめ、その場に座り込んだ。 「しかし、今思うとモンスターボールを6っこずつ持ってきたほうが良かったね……」 スネ夫が後悔するように言う。 勿論、今更もう一度ポケモンをとりに行く気力などないのだが。 「まあいいじゃない、ポケモンも無事手に入ったことだし… そうだ! 手に入れたポケモンが何かまだ見ていない!」 のび太がこの一言を聞いた三人は早速モンスターボールを取り出す。 「じゃあまず俺のポケモンから……出て来い、俺のパートナー!」 ジャイアンのボールから放たれたポケモンはヒトカゲ、炎タイプのポケモンだ。 ヒトカゲが好きだったジャイアンは満足気に笑い、ヒトカゲと語り始める。 「今度は僕のポケモンだ……強いポケモン、来てくれよ……」 スネ夫のパートナーはミズゴロウ、水タイプのポケモンである。 スネ夫は微妙な表情を浮かべる…… ミズゴロウは進化すればかなり強くなるが、ビジュアル面に少々難があるのだ。 ジャイアンはヒトカゲ、スネ夫はミズゴロウ…… どちらも、使いやすくてかつ強くなる初心者向けのポケモンだ。 なら自分にもきっと彼らのようにいいポケモンが出るはず……のび太はそう考えていた。 「いでよ、僕のパートナー!」 のび太は勢いよくボールの中身を放つ……これから起こる惨劇も知らずに。 ボールから現れたそのポケモンを見て、三人は言葉を失った。 「コイキング……」 のび太がボソリと世界最弱のパートナーの名前を呟いた。 普段ならこの状況を笑い飛ばすジャイアンとスネ夫も、さすがに何も言わなかった……いや、言えなかったというべきだろうか。 のび太はコイキングショックを背負ったままトボトボと家へ帰っていった。 のび太を慰めていたジャイアンとスネ夫もやがてそれぞれの家へ帰っていき、何事もなかったかのように夜は過ぎていった。 トレーナーズハイスクールについて トレーナーズハイスクールは、トレーナーズスクールを卒業した人ならだれでも通える上級学校である。 一年生、二年生といった学年などの区切りはない、最大5年まで通うことが許されている。 また、入学時に学科を一つ選ぶことになっており、選んだものについて勉強する。 学科について 全部で5つの学科がある。 バトル科・・・バトルについての戦略や知識などを極める。 最も人気があり、クラス数は最大の15クラスもある。 コンテスト科・・・近頃のコンテストブームに便乗して作られた新しい科。 名前の通りコンテストについての様々な知識やポロック等の菓子に研究したりする。 作られたばかりにも限らず、生徒数はバトル科の次に多い。 ポケモン学科・・・ポケモンの生態についての研究を行う、いわゆる生物学。 多くの有名な学者を輩出している、有名なオーキド博士などもここの出身である。 ポケモン世界学・・・ポケモン界の歴史や、伝説のポケモン、歴代の有名トレーナーなどについて学ぶ。 基本的に地味なので、あまり人気がない学科である。 ポケモン医学科・・・ポケモンの医者やポケモン看護婦(いわゆるジョーイさん)になる資格を取る学科。 資格はポケモン医療専門学校でも取ることができるのだが、こちらのほうが学費が安いので人気がある。 「のび太君、起きろ!」 「うわああああ!」 ドラえもんに布団を取られ、のび太は叩き起こされた。 「ほら、早くしないとまた遅刻するよ? 全く、いつになったら1人で起きられるようになるんだか……ブツブツ……」 ドラえもんの愚痴を聞き流しながらのび太は急いで支度をする。 そして昨日と同じように食パンを口に放り込み、すぐさまに学校へ向かった。 校門に着いた時刻は7時58分、今日は何とか間に合うことが出来た。 だが教室に入った瞬間、すぐに宿題をしていないことに気付いた。 もう先生が来る時間だ、間に合わない…… のび太が今日も廊下に立たされることを想定して落ちこんでいる時、突然意外な放送が入った。 「ただいまから、緊急職員会を始めます。 生徒の皆さんは、教室で自主勉強をしてください……」 緊急職員会? 何かあったのかな…… 疑問に思いつつも、この機会を逃すわけにはいかないのび太は早速宿題を始めた。 だが鉛筆を握ると突然、物凄い眠気がのび太を襲った。 今までにここまで一度もここまで眠くなったことはない……一体何故? 結局一文字すら書くことが出来ずに、のび太の意識は途絶えていった。 1時間目に続き、2、3、4時間目もずっと自主勉強となった。 のび太はその間、ずっと眠り続けていた。 先生が激しくドアを開けたときの音で、のび太はやっと目を覚ました。 時刻は12時、ちょうど給食前の時間である。 周りの生徒たちはザワつき始めるが、のび太は以前眠そうな顔をしている。 だが次に先生が発した言葉は、のび太の眠気を一瞬で吹き飛ばした。 「これだけ授業を潰したので隠しておくわけにもいかないから言っておく。 ―――昨日の深夜、この学校に泥棒が入った。 盗まれた物はポケモン保管庫にあった3個のモンスターボール、いずれもレベルの低い初心者用ポケモンだ。 犯人の手口はいっさい不明、ただ今調査中だ。 以上、これ以上は教えられん。」 周りの生徒がさらに騒ぎ始めた、それと同時にのび太の眠気も吹き飛ぶ。 学校に忍び込み、モンスターボールを盗んだ犯人……まぎれもなく自分のことだ。 激しい眠気のせいですっかり忘れていた、昨晩自分を含む3人がやった罪のことを。 この眠気も、昨夜全然寝る時間がなかったからだろう。 同じ犯行仲間であるスネ夫と目が合った、彼はこっそりと合図する。 『あんまり不自然な態度をしていると、バレちまうぞ』と。 彼の言うとおり、のび太はあくまで今回の事件に驚く一生徒を演じておいた。 結局この日授業はまともにできず、のび太の宿題も見られずにすんだ。 複雑な雰囲気の中下校時間を迎えたのび太は、早速ジャイアンたちに声をかけられる。 今日も、空き地に集合するそうだ。 トキワシティの空き地には3人の少年が集っている。 のび太、ジャイアン、スネ夫……トレーナーズスクールからポケモンを盗んだ真犯人である。 そしてその盗賊が、ポケモン消失事件を解決するという善行のために作戦を立てているというのだからなんとも不思議な話である。 「じゃあ集合時間は夜12時、場所はこの空き地でいいね。」 スネ夫の提案にすかさずのび太が口を挟む。 「異議あり! 集合時間はまた夜なの? 睡眠時間が減っちゃうじゃないか。」 「……あのなあのび太、昼にそんなことしてたら目立つし、ポケモンを持っているのが見つかるかもしれないんだぞ。 それに消失事件が起きているのは全部夜だ、昼に操作したって意味がないんだよ。」 のび太のわがままな反論にあきれながらスネ夫は説明した。 その言葉を受けたのび太は、『そんな、貴重な睡眠時間が……』と嘆いていた。 ―――そして時は11時30分、のび太は昨日と同じように目を覚まし、空き地へ向かった。 その手に、スペアポケットとコイキングのモンスターボールを持って。 やはり、空き地にはすでに他の2人が来ていた。 のび太はみんなにタケコプターを配り、スネ夫は家から持ち出したポケッチ3個を配る。 今回の作戦はそれぞれ別行動で上空から手がかりを探し、何かあったらポケッチで連絡を取り合うというものだ。 彼らが出発しようとしたまさにその時、突然近くから声が聞こえて来た。 「何してるの、武さん、スネ夫、のび太さん……」 近づいてきたその少女の名は源静香、のび太たちと同い年でトレーナーズスクール4年生だ。 源静香の家は、この空き地のすぐ近くにある。 ふと目が覚めた彼女は、気分転換に窓を開けて外の景色を見ていた。 そこでのび太たち3人の姿を見かけた彼女は、何故こんな時間に彼らがここにいるのか気になった……普通はそうなるだろう。 そして着替えてからのび太たちに会いに来た、というわけだ。 静香がそのことを伝えると、のび太たちの表情は真っ青になっていた。 偶然姿を、それも同い年の少女に見られるとは……運がなかったとしかいいようがない。 「静香ちゃんには、隠せないな……」 3人は覚悟を決めて全てを話した。 ポケモン消失事件を解決するために集まっていることも、ポケモンを盗み出したこともだ。 静香はとても真面目な少女である、すぐに自分たちが泥棒であることを先生に報告するだろう…… そう考えていた3人に対し、静香は意外な言葉を口走る。 「やっぱり……ポケモンを盗み出したのはいけないことだと思う。 でも、ポケモン消失事件を解決するために努力しているのはとてもいいことだと思うわ。 だから私は、あなたたちが事件を解決するまでこのことを誰に喋らない。 そのかわり、この事件が解決したら自分の口から先生たちに喋ってくれるって……誓ってくれる?」 静香の問いに、3人は首を縦に深く振った。 「……それともう一つ、条件があるわ。」 静香が少し間をおいてから言った。 「私にも手伝わせてほしい。 ポケモンだってちゃんと持ってるし、邪魔にはならないと思うの。」 最初は反対した3人も、静香の瞳に宿る固い決意を見て断ることをやめた。 こうして、のび太たちに源静香という仲間が加わったのであった。 ―――のちに固い絆で結ばれる4人……彼らが初めて仲間となった瞬間であった。 野比のび太に、思わぬ幸運が訪れた。 ことの経緯はこうだ。 急遽仲間になった静香の分のポケッチがないので、静香は一番頼りないのび太と2人行動にしてはどうか、とスネ夫が提案した。 全員それに賛成し、静香はのび太と行動することになった。 何を隠そう、のび太は昔から静香に淡い恋心を抱いていた。 その静香と2人で行動……のび太は自分が頼りないと言われたことにも気付かず舞い上がっていた。 そんなのび太とは対照的に、静香は冷静に上空から地上の様子を見ている。 しばらくして、突然静香がのび太に声をかけた。 「ねえのび太さん、あれ見て!」 静香の示す先にいたのはラムパルド、こんな大きなポケモンが何故こんな時間まで外にいるのだろうか。 しかもこのラムパルド、空に浮いて移動しているのである、傍から見ればかなり不自然な光景である。 のび太はすぐにジャイアンとスネ夫にも連絡を取った。 ジャイアンとスネ夫が合流し、ラムパルドを引き続き追跡する。 やがてラムパルドはある建物のなかに入っていく、その建物を見てのび太たちは驚愕する。 「ここ、僕たちの学校じゃないか……」 ラムパルドを追って、のび太たちも校舎内へ入っていく。 勿論、通り抜けフープと石ころ帽子を使ってだ。 昨日の事件で警備員への信頼をなくした学校は教職員を警備においている、なぜラムパルドの進入に気付かないのだろうか…… と、その時! のび太が派手に転んでしまった。 すると、何者かが声を上げた。 「誰だ! 誰かそこにいるのか!」 その声を聞いた静香が呟く。 「今の、間違いなく藤山先生の声だった……」 警備担当のハゲ山こと藤山が今の音に気付いて、ラムパルドに気付かないというのはありえない。 一体この学校で、何が起きているというのだろうか。 次へ
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2周目引継ぎ詳細 クリアデータをセーブしておき、タイトル画面からEXTRAに入る。 システムデータに保存された実績によるポイントでエクストラ特典を開放。 解放された特典で引継ぎ周回をする場合はクリアデータを読み込む。 EXTRAで「引継ぎ:◯◯」で開放したもののみ、クリアデータ読み込み時に選択可能。 選ばずに進むことも可能。 クリアデータの読み込み後に前作(零の軌跡)から引き継ぐデータを訊かれるので、 1周目とは異なるクリアデータで2周目をプレイすることも可能。 PSVITA版は引き継ぎ系の多くが半分のポイントで解放可能になっている。(取得ポイントはそのまま) EXTRAによる特典解除 解除項目 使用pt 内容 備考 CHARACTER 300pt EXTRA特典の「CHARACTER」が開放 各キャラのバストアップ絵(水着姿も)やSクラフトのカットインを閲覧可能 CRAFT 300pt EXTRA特典の「CRAFT」が開放 習得・使用の有無に関わらず閲覧可能 VISUAL 300pt EXTRA特典の「VISUAL」が開放 イベント中に出て来た挿絵を閲覧可能 MOVIE 300pt EXTRA特典の「MOVIE」が開放 ゲーム中に挿入された動画を閲覧可能 EVENT 300pt EXTRA特典の「EVENT」が開放 6人の絆イベントを閲覧可能見たことのあるイベント限定 MINIGAME 300pt EXTRA特典の「MINIGAME」が開放 カジノ、ポムっと!、ホラーコースター 引継ぎ:戦闘手帳 200pt 戦闘手帳を引き継げる 戦闘回数や討伐数等の戦闘履歴も含む実績を狙うなら優先して引き継ぎたい 引継ぎ:料理手帳 200pt 料理手帳の内容・食材を引き継げる 成功・失敗・作成回数は引き継がれない 引継ぎ:釣り手帳 200pt 釣り手帳の内容・餌・竿を引き継げる 引き継いでいても爆釣勝負関係の進行はストーリー進行に依存する(決着は4章待ち)※1 引継ぎ:ステータス 200pt レベル・ステータスを引き継げる エニグマⅡのスロット開放・強化状態も含む※2 引継ぎ:ミラ・セピス 200pt ミラ・セピス・メダルを引き継げる メダルとはカジノのメダルの事 引継ぎ:武器 200pt 武器を引き継げる 装備中か所持かに関わらず全て引き継ぐ最強武器は1周で獲得できる数が限られているため、優先して引き継ぎたい一部のものは引継ぎ不可能 ※3 引継ぎ:防具 200pt 防具を引き継げる 引継ぎ:アクセサリ 200pt アクセサリを引き継げる 引継ぎ:クオーツ 200pt クオーツを引き継げる 装備中か所持かに関わらず全て引き継ぐ 引継ぎ:マスタークオーツ 200pt マスタークオーツとレベルを引き継げる 各キャラの初期装備のものは、ゲームスタート時の所持にはならない ※4 引継ぎ:消費アイテム 200pt 消費アイテムを引き継げる 改造素材も含む ※3 引継ぎ:陽溜りのアニエス 200pt 陽溜りのアニエスを引き継げる 周ごとに集めて石と交換している場合、必要性のない特典 引継ぎ:コンビクラフト強化 200pt コンビクラフトの強化状態を引き継げる 前周のクリアデータではなく、絆関連の実績により判定される ※5 AUTO戦闘モード追加 100pt AUTO戦闘が可能になる 戦闘が自動化・高速化、通常攻撃のみ行う切り替えはSELECTボタン ※6 全部解放するには4500pt必要で、実績を全て獲得する必要がある。 コンプリートを目指すなら ステータス・コンビクラフト強化>各種手帳(戦闘>料理>釣り)>クオーツ・マスタークオーツ>ミラ・セピス> 各種装備(武器>アクセサリ>防具)>消費アイテム>AUTO戦闘>EXTRA特典>陽溜まりのアニエス という優先度で解除するといい。 もちろんプレイ状況に合わせるのが良い。例えば宝箱をコンプリート出来なかった場合、どのみち二周目で回収する必要があるからと装備の優先度を下げるといった風。 ※1 引き継ぐと、爆釣勝負後の場所で釣りをしたときにバグが起こる可能性がある。 詳しくはバグ情報ページで。 ※2 レベルアップによるクラフト・Sクラフトは引き継げるが、イベント等によって習得するものは引き継げない。 例)ロイドのメテオブレイカー=引き継げる ランディのベルゼルガー=引き継げない 何故か以下のイベント習得のクラフトは引き継げる。 ランディのサポートクラフト「ファイアドレイク」 ロイドのクラフト「レイジングスピン」 ※3 一部のものは引き継げない。 また、装備類を21個以上所持していると20個になる。 引き継げないもの一覧 (確認したもの) ロイドの武器『ゼロ・ブレイカー』 釣り勝負系アクセサリ全て(海刃のメダル、水狂のメダル、竜宮のメダル、銀鯱のメダル、釣皇のメダル) 絆系アクセサリ(零の神珠、ヴァリアントハート、舞姫の髪飾り、シュリの帽子、フランのお守り) 消費アイテム『メイプルマフィン』 ※4 購入・宝箱・イベントで入手したマスタークオーツは周回時に所持。 キャラ加入で手に入るマスタークオーツはそのキャラが入ってこないと使えない。レベルは引き継げる。 ランディのアックス、ティオのカノン、ダドリーのキーパー、リーシャのファントム ※5 絆イベントさえ起こせば、そのキャラでイベントを起こした後にゲームクリアしないでもコンビクラフトが強化される。 引継ぎというよりは、「絆の実績を持つキャラのコンビクラフトが最初から強化される」とでも言う機能。 セーブ・ロードを使って1周で複数実績をとっていれば、次周ではその全員が強化状態となっている。 ※6 戦闘が自動化・高速化され、通常攻撃のみ行う。チームラッシュも無視。 通常の戦闘との切り替えはSELECTボタンで行なう。 引継ぎではなく機能の解放なので、現在の周の途中からでもすぐ使用可能。
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英雄伝説Ⅵ-空の軌跡-より。 遊撃士協会の正遊撃士(ブレイサー)。見習い遊撃士であった時、リベールを震撼させたクーデター事件に巻き込まれ、その解決に尽力していく中で、遊撃士としても人間としても大きく成長する。 基本的には元気っ娘。何も考えずに突っ走ることもある結構困った性格。
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#18 「兄妹」 「ジャイ子、本当に俺と戦うのか?」 バトルが始まる前に、ジャイアンが確認するように呼びかける。 しかしジャイアンの目の前にいる敵は答えない。 「ジャイ子、俺だよ! お前の兄ちゃんの武だよ! 分からないのか?」 敵はまたもや答えてはくれない。 ジャイアンは一瞬顔を下に向けた後、再び顔を上げて言う。 「そっか。お前はジャイ子じゃない、Mr.ゼロの配下の5thなんだな。 なら戦うしかないな……俺が勝って、お前を再び元の優しいジャイ子に戻してやる!」 改めてジャイアンが己の決意を確認したところで、審判が試合開始を宣言する。 最初の一匹目はジャイアンがジュカイン、5thがマタドガスだ。 それを見たスネ夫が舌打ちを交えて言う。 「まずいな。 あのジュカインの技構成は毒タイプとの相性が最悪なんだ……」 ジュカインの技で一番マタドガスに通用するのは、効果がいまひとつの気合球だ。 まさにスネ夫の言うとおり、相性は最悪である。 気合球は大したダメージを与えられず、逆にジュカインはマタドガスの毒毒によって脳毒状態になってしまった。 続く2ターン目もジュカインは気合球を放ち、マタドガスの体力を少し削る。 それに対して、マタドガスはのろいで能力を上昇させる。 その後もジュカイン側は気合球が当たったり外れたりで、体力は毒によって徐々に削られていく。 対するマタドガスは攻撃する様子も見せずひたすらのろい、しかも先程眠るで体力を全快させた。 「攻撃すればすぐ倒せるのに、あえて毒のダメージで倒れるのを待ってやがる」 「敵を苦しめて楽しんでるっていうのか……なんて奴だ!」 観覧席から5thへの批判と恐れの声が漏れる。 そしてジュカインの体力が残り僅かとなり、次のターンで倒れるところまでになった。 「まずいよ、ここで倒されたらこの後ものろいを積んだマタドガスにやられちゃう……」 のび太が慌てた様子で言う……だがジャイアンは違った。 彼はのび太たちの方を振り返ると、微笑みかけてみせた。 それは苦し紛れなどではない、その顔には余裕が見え隠れしていたのだから。 ジャイアンが声を張り上げ、高らかに指示を出す。 「ジュカイン、リーフストームだあああ!」 指示を受けたジュカインのリーフストームは、マタドガスを一撃で葬り去った。 予想外の展開に、5thはローブで隠れた顔に戸惑いの表情を浮かべる。 そんな彼女に、ジャイアンは得意になって説明をする。 「さっき毒のダメージで体力が残り僅かになったとき、二つのものが同時に発動した。 一つはジュカインの特性である“新緑”、草タイプの技の威力を上げる効果がある。 もう一つはジュカインに持たせていた“ヤタピの実”、特攻を上げるアイテムだ。 どちらもピンチの時に発動する……そして、リーフストームの威力を上げてくれる。 大幅に威力が上昇した草タイプ最強の技なら、効果がいまひとつでも大きなダメージを与えることができたのさ!」 ジャイアンの説明を聞き終えたのび太が、感動したように言う。 「まさかこの短時間で、あそこまで戦術を身につけるとは…… ん……そういえばジャイアンのジュカインって、いままではリーフブレードを使ってなかったけ?」 のび太の疑問にスネ夫が答える。 「僕が変えさせたんだ、『ジュカインは攻撃より特攻のほうが高い。 龍の舞を覚えてないなら技は特殊系のほうがいい』って言ってね。 でもまさか、あのジャイアンが素直にそれを聞いてくれるとは思わなかったよ。 それに意外にも、戦術を理解するのもかなり早かった…… やっぱりジャイアンは、妹を必死で救おうとしてるんだろうね」 スネ夫はジャイアンの思いの深さを改めて感じ、彼に尊敬にも似た念を抱く。 説明を終えたジャイアンが、5thに叫びかける。 「遊んでないで全力でぶつかってこいよ! じゃないと、俺には勝てないぜ」 ジュカインはそのターン毒のダメージで倒れ、お互い手持ちは残り5体となった。 5thの二体目はゴウカザル、対するジャイアンはリザードンだ。 お互い炎タイプを持ち、実力も似たようなポケモンである。 「なあジャイ子、よく2人で俺のヒトカゲと一緒に遊んだよなあ……覚えてるか? あのヒトカゲ、進化してこんなにでかくなったんだぜ」 相変わらず5thからは、なんの反応も返ってこない。 ジャイアンは少し残念そうな顔を浮かべ、再び気を引き締めて戦いへ戻る。 先手を取ったのはゴウカザル、ストーンエッジでリザードンに攻撃する。 「まずい、岩タイプの攻撃はリザードンに4倍のダメージだ!」 のび太が思わず身を乗り出して言う。 だがリザードンは倒れなかった、気合の襷で耐えたのだ。 「リザードン、カウンターだ!」 カウンターによる倍返し攻撃を受けたゴウカザルは倒れた。 「へえ、カウンターなんて技も覚えさせてたのね」 静香が驚いた様子でスネ夫に言った。 「ああ。 ジュカインと同じで、リザードンも技構成を大幅に変更したんだ。 以前のリザードンの技はエアスラッシュ、燕返し、火炎放射、瓦割り。 特殊と物理が入り混じっているし、飛行タイプの技が2つもある……本当に滅茶苦茶だったんだ。 だから攻撃技は全部特殊技に変更したんだ、ジャイアンの手持ちは物理型が多かったしね。 それにジュカインやリザードンだけじゃない、他のポケモンも技をいろいろと変えたんだ。 でも……でもカウンターを入れたのはジャイアンの提案だったんだよ。 たぶん、四天王戦でシバにカウンターを決められた経験を生かそうと考えたんだろうね」 そう、ジャイアンだっていままで様々なバトルを経験してきたのだ。 このバトルは、スネ夫の戦術にただジャイアンがのっとっているだけだけではない。 スネ夫の戦術に、ジャイアンがいままで戦ってきた様々な経験が上乗せされているのだ。 いままでがむしゃらに戦ってきたあの日々は、決して無駄ではなかった。 ジャイアンはいま、心からそう感じていた。 ジャイアンにリードを許してしまった5thの三匹目はトドゼルガ。 水タイプを持っているポケモンなので、リザードンとは相性がいい。 リザードンは火炎放射を吐いた後、トドゼルガの波乗りによって倒されてしまった。 だがトドゼルガも、火炎放射によって半分以上のダメージを受けてしまった。 リザードンの火炎放射が、猛火の特性でパワーアップしていたからである。 そのせいでトドゼルガは、ジャイアンの次のポケモンホエルオーに一撃で倒されてしまった。 常にジャイアンに一歩リードを許してしまっている5thは次にカイロスを出す。 カイロスとホエルオー……この光景を見た瞬間、ジャイアンはふと昔のことを思い出して呟いた。 「そのカイロス、まだ使っててくれたのか……」 そう呟くジャイアンの顔は、少し嬉しそうに見えた。 ―――それは、ジャイアンがトレーナーズスクールを卒業してすぐの頃の話だ。 剛田一家は春休みを利用して、家族全員でセキチクシティに向かった。 この時のジャイアンの目的はただ一つ、サファリゾーンである。 サファリゾーンにはケンタロス、ガルーラ、カイロス、ストライクといった捕獲困難な珍しいポケモンがいる。 ジャイアンはそれらを捕まえて、トレーナーズハイスクール進学早々に見せびらかして目立とうと考えていたのだ。 だから街中を観光する両親から離れ、一緒についてきたジャイ子と2人でサファリゾーンへ向かった。 そしてジャイアンは運よく、一回目の挑戦でカイロスを捕まえることができた。 だがその様子を見たジャイ子が、 『私もカイロスが欲しい』と駄々をこね始めてしまった。 妹には甘いジャイアンは、迷った末こう言った。 「よーし、まかしとけ! 兄ちゃんがもう1匹捕まえてきてやるからな!」 だがカイロスを捕まえるというのはそんなに簡単なことではない。 ジャイアンは日が暮れるまで何度もサファリゾーンに挑戦した、なけなしのお小遣いも全て…… そして11回目の挑戦で、ついにジャイアンはカイロスを捕まえた。 捕まえたカイロスは、ジャイ子のホエルコと交換された。 それ以降、ジャイ子はカイロスを宝物のように扱っていた、という“悲しい話”だ。 だっていまその2体は、昔の主人と戦っているのだから…… 先手を取ったカイロスは、一撃必殺技のハサミギロチンで攻撃してきた。 ハサミギロチンは外れ、対するホエルオーはド忘れを積む。 「敵は一撃必殺を使ってきたか……のんきに積んでる場合じゃないな」 ジャイアンは作戦を変更し、速攻で敵を倒すことにする。 次のターン、カイロスのハサミギロチンは再び外れた。 「よし。 ホエルオー、潮吹きだ!」 HPが多いほど高いダメージを与える技、潮吹き。 体力満タンのいまのホエルオーの潮吹きなら、カイロスを一撃で倒せるだけの威力はあるだろう。 しかしカイロスは気合の襷で耐えた、ジャイアンの誤算である。 そして次のターン、ついにカイロスはハサミギロチンを成功させた。 「くそ、なら次はこいつだ!」 ジャイアンが4匹目にヘラクロスを選ぶ。 ヘラクロスとカイロス、2体のライバル的虫ポケモンが向かいあう。 といっても、カイロスはもう虫の息だったので勝負は一瞬で終わったのだが。 「いい感じだ! 常にジャイアンが一歩リードの状態でバトルが続いてる」 のび太は笑顔を浮かべるが、スネ夫と静香は対照的な様子だ。 「どうしたの2人とも? そんなに心配しなくても、いまの調子だと勝てるって!」 相変わらず能天気なのび太に、静香は冷静な様子で告げる。 「気付かないの? さっきからずっと不利な状況に置かれてるのに、ジャイ子ちゃんはずっと余裕を見せているわ。 たぶん彼女には、いまの状況を確実に逆転する自信があるんでしょうね。 私の予想では、その自信の源となっているは“絶対的なエース”の存在…… まだこの勝負はわからないわ。 そのエースが出てこない限りはね……」 5thの5匹目はキュウコン、ヘラクロスが苦手とする炎タイプだ。 早速炎タイプの技、火炎放射を繰り出す。 「甘いな! ヘラクロス、堪えるだ」 ヘラクロスは堪えるでなんとか生き残った。 おまけに体力が減少したことによってカムラの実が発動、素早さが上昇した。 そして次のターン、先手を取ったヘラクロスは起死回生でキュウコンを撃破した。 「ジャイアンが堪える+カムラの実→起死回生のコンボを使うなんて…… 以前は攻撃技しか使わなかったのに、凄くなったもんだなあ」 のび太が感心したように言い、こう続ける。 「大丈夫、敵にエースがいようがジャイアンの勝利は揺るがないよ。 敵はもう残り1体、対してジャイアンはまだ3匹も残ってる。 もしかして次のポケモンは出てきた瞬間、起死回生一発でやられる可能性もあるんだよ。 それにジャイアンだってエースのボーマンダをまだ残している、あきらかに状況はジャイアン有利だ。 たとえ敵のエースがどんなポケモンであろうがジャイアンの勝利は間違いない、断言するよ」 確かにのび太の言うとおりだ、この状況でジャイアンが負けることはあまりに考えがたい。 でも……でもなぜか不吉な胸騒ぎがする、嫌な予感がする。 静香とスネ夫はまだ不安を隠しきれない。 そして、その不安は的中する……5thが最後のポケモンを出した瞬間に。 同時に、先程までジャイアンの勝ちを確信していたのび太の考えも揺らいだ。 5thの最後のポケモンは、緑色の巨大なドラゴンポケモン…… 天まで届きそうなその咆哮が、その場の全ての者を圧倒する。 のび太が思わず、伝説として語り継がれてきたそのポケモンの名を口に出した。 「あれは……レックウザ……なのか?」 レックウザの迫力に負けないよう、ジャイアンは必死に抵抗していた。 『いくら伝説といっても、自分のものと同じ“ポケモン”である。 こっちにはまだ3体もいるんだ、あいつ一匹くらい絶対に倒せるはず!』 心にそう何度もそう言い聞かし、希望を繋ぎとめようとする。 レックウザは逆鱗をしてきたが、ヘラクロスは堪えるでこれに耐え切った。 だがダメージを受けていないとはいえ、ヘラクロスはかつてない苦痛の表情を浮かべている。 もし逆鱗をくらったら……と想像したジャイアンが苦い表情を浮かべる。 2ターン目、先手を取ったのは素早さが上昇しているヘラクロスだ。 繰り出した技は起死回生、効果はいまひとつだがなかなかのダメージを与えることができた。 対するレックウザはなおも逆鱗で暴れ続ける。 攻撃を受けたヘラクロスは場外まで吹っ飛ばされ、瀕死状態となった。 同時に、レックウザの逆鱗は一度収まった。 「この状況を打破してくれるのはお前しかいねえ! 頼むぞ、ボーマンダ!」 ジャイアンは切り札、ボーマンダを繰り出した。 「拘りスカーフ持ちのこいつなら先手がとれる! ドラゴンクローだ!」 効果抜群のドラゴンクローがレックウザの顔をゆがませる。 「……頼む……倒れてくれ」 ジャイアンの願いも虚しく、レックウザはまだ体力の4分の1ほどを残していた。 「くそ、もしあれがドラゴンダイブだったら……」 スネ夫が思わず舌打ちをする。 今までジャイアンはボーマンダにドラゴンダイブを使わせていた。 だが今回は、命中率を重視してドラゴンクローに変更していたのだ。 そして、それを進言したのはスネ夫である。 『もし自分がドラゴンクローを進言しなければ』……スネ夫が自分を呪うように呟く。 フィールドでは攻撃を終えたボーマンダが、再び逆鱗で暴れだしたレックウザに倒されていた。 「もう後がない……頼むぞ!」 ジャイアンが祈るようにして最後のポケモンを繰り出した。 「うそ……」 ジャイアンの最後のポケモン、カイロスを見た静香は少々驚いた様子を見せる。 ジャイアンの手持ちのはカイロスとヘラクロスという、2体の似たタイプのポケモンがいる。 そして2体のレベルを比べれば、圧倒的にヘラクロスの方が上である。 7匹のポケモンを所持しているジャイアンは、当然カイロスを外してくると思っていたのだ。 だがジャイアンはヘラクロスとカイロス、両方を手持ちに入れていた。 『何故性質の似た2体を共存させたのか?』という静香の疑問を察したスネ夫が解説する。 「僕も反対したよ、カイロスは主力のヘラクロスと被ってるから入れないほうがいいってね。 でも何故かジャイアンはカイロスを手持ちに入れることを譲らなかった。 それがこの試合の全てを僕に任せた彼の、唯一のわがままだったよ……」 カイロスを出したジャイアンは、5thに向かって叫びかける。 「ジャイ子……カイロスは俺とお前の思い出のポケモンだ。 こいつならお前の目を覚ましてやれる! 俺はこいつでお前を倒す!」 そう、それがジャイアンがカイロスを手持ちに加えた理由である。 カイロスならジャイ子を救ってくれるかもしれない…… そんな微かな希望が、ジャイアンのなかにはまだあったのだ。 ジャイアンは大きく呼吸をした後、再び大声で叫ぶ。 「行くぜジャイ子! これが最後の戦いだ!」 そんな様子を、仲間の3人は不安げな目で見守る。 おそらく純粋なスピード勝負なら、先手を取るのはレックウザだ。 気合の襷もカムラの実もすでに登場した、もうカイロスにこのスピード差を覆す手段はない。 そしてレックウザに先手を取られるということは、即ち一撃で倒されてしまうと言うことだ。 レベルで劣っているカイロスが、あの逆鱗に耐え切れるわけがないのだ。 このままだとジャイアンは……負ける。 全ての観客が緊張して見守る中、ついにジャイアンと5thがポケモンに命令を下す。 ……先手を取ったのは、レックウザだった…… その時、だれもがジャイアンの負けを確信していた。 ドラーズの仲間3人でさえ、思わず目を背けていた。 ―――だが、ジャイアンだけは決して目をそむけようとしない。 そして彼の勇敢な瞳に、待望の光景が映る。 「……ドウイウコトダ! レックウザがウゴカナイ、ダト?」 攻撃を行わないレックウザを見て、5thが思わずこの試合中で初めての大声を出した。 この状況を見てニヤつく男が1人……ジャイアンである。 「レックウザが動かない理由……それは“混乱”して自分を攻撃しているからさ。 ……ヘラクロスを倒した時、レックウザの逆鱗は一度収まった。 つまりあの時から、レックウザは混乱状態になっていたんだよ!」 ジャイアンは誇らしげに話を続ける。 「それに気付いた俺は、この試合で“2回”勝負を仕掛けた。 1回目はお前のレックウザが俺のボーマンダを攻撃した時。 そして2回目は今、レックウザがカイロスに攻撃してきた時だ! 俺の狙いはこの2回のうち、どちらかでレックウザが攻撃に失敗することだ。 そして1回目はお前が勝った、だが2回目は俺の勝ちみたいだな! 混乱による攻撃失敗確率は1/2、理論上でも俺の勝ちは約束されていた……」 大きく息を吸い込み、止めと言わんばかりに大声で叫ぶ。 「お前の敗因は、レックウザの強大な力に溺れすぎたことだよ!」 ―――そう、かつて力の差だけを武器に戦い続け、力に酔いしれていた自分のように…… だがいまは違う、自分は妹を救うために泥沼のそこから這い上がったのだから。 もう絶対に力に溺れたりなんかはしない 目の前にいる最愛の妹に、そして後ろで見守る最高の仲間に誓おう。 「これで終わりだ……カイロス、ギガインパクトだあああああ!」 この戦いに終止符を打つために、カイロスがレックウザに飛び掛っていった。 カイロスの攻撃によって激しい衝撃がコロシアムを包む。 そしてその直後、巨大なものが倒れる鈍い音が響き渡った。 「勝者、『ドラーズ』剛田武選手!」 静寂に包まれた会場に審判の声が響き渡った瞬間、放心状態だった観客たちが再び我に帰る。 そして次の瞬間、ジャイアンを讃える拍手と歓声が爆発的に起こる。 だが当の本人にはそんなことは頭にもない。 カイロスを回収することも忘れて、急いで対戦相手のもとへ駆け寄っていった。 「ジャイ子! 俺だ! 武だよ! わからないのか、ジャイ子……」 ジャイアンが必死で彼女の体を揺すってみても、反応一つ返ってこない。 仲間の3人はそんな様子をただ黙ってみていることしかできない。 「おい、俺がわからないのか?」 「ジャイ子、頼むから目を覚ましてくれよ!」 ジャイアンが何度声をかけても、相変わらず彼女は眉一つ動かさない。 力なく座り込んでいるその姿はまるで、糸の切れたマリオネットのようだった。 「あいつはもう、使い物にならないな……」 フィールドの隅でふと、その様子を見た6thが呟いた。 「くそ! ……昔の優しかったジャイ子はもう、戻ってきてくれないのか……」 ついにジャイアンが諦め始めてしまった。 ……とその時、突然彼女が体を起こした。 そしてジャイアンの目をまじまじと見つめ……… 「お兄ちゃん……」 力なく放たれたその言葉を聞いたジャイアンの目から涙がこぼれる。 そしてジャイアンは何も言わず、力いっぱい彼女を……ジャイ子を抱きしめた。 ―――もう彼女は“5th”などではない、ジャイアンの大切な妹、“ジャイ子”なのだ。 ジャイアンとジャイ子はいまこそ、本当の再開を果たしたのである…… 大粒の涙をこぼしながら、ジャイアンとジャイ子はしばらく抱き合っていた。 その光景を見る仲間の目からも、涙が流れる。 彼らの持つ兄妹の絆に、強く心を打たれたのだろうか。 しばらくして、落ち着きを取り戻したジャイアンは早速ジャイ子に問うた。 「なんでお前は、Mr.ゼロの手下になんかになったんだ?」と。 ジャイ子は少し間を置くと、予想外の言葉を返してきた。 「私、なんだか操られていたみたい……」 ジャイ子はMr.ゼロの手下であったときの記憶も、微かに残っているらしい。 だがその間は体の自由が全く聞かず、勝手に体が動かされていたらしい。 そして自分の意思とは関係なくポケモンを痛めつけ、またそれを無理やり楽しまされていたのだ。 『まるで自分じゃない他の誰かが、第2の自分がいたみたいだった』ジャイ子はそう語った。 「ひでえ……どういうことだよ?」 ジャイアンがもっとくわしい話を聞こうとしたところで、審判が近づいてきた。 「次の試合が遅れる、そろそろフィールドから去ってもらおうか。」 その言葉にジャイアンが反論しようとしたとき、フィールドにMr.ゼロの配下と思われる男たちが入ってきた。 「敗者はさっさと、地下室へ入ってもらおうか。」 男たちはそう言いながら、ジャイ子を連れて行こうとする。 「てめえ、何するんだよ! ジャイ子は絶対に連れて行かせねえぞ!」 ジャイアンがそう言いながら男たちに殴りかかろうとする、だがそれを遮る者がいた。 「止めて、お兄ちゃん」 振り上げられたジャイアンの拳は、意外な人物からの言葉によって解かれた。 ジャイアンを止めたのは他でもない、いま連れて行かれようとしているジャイ子である。 「なんで止めるんだよ! このままじゃあお前はあの地下室に入れられちまうんだぞ?」 怒りに震えるジャイアンに、ジャイ子は悲しむ様子など見せずに言う。 「敗者はあの地下室に入らなければならないわ……それがたとえMr.ゼロの手下であっても。 抵抗しても無駄、私はそれを受け入れるわ。 だって……」 「だって何だよ?」 ジャイアンがイラつきながら言う。 「私は信じてるもの、お兄ちゃんが優勝して私を救ってくれるって」 ジャイ子はそう言うと、Mr.ゼロの配下の男たちに連れられてフィールドから姿を消した。 ジャイアンはもう何も言えなかった…… ただ、ジャイ子が自分のもとから離れていくのを見送っていた。 そして1人残されたジャイアンは、ある決意を胸に秘める。 そして、それを仲間たちに告げた。 「ジャイ子は、俺が自分を救ってくれると信じてくれた。 なら俺がすることは一つ、この大会で優勝することだ…… たとえ相手が、四天王だろうがフロンティアブレーンだろうがMr.ゼロの部下だろうが関係ねえ! どんな敵にも俺は勝つ! そして俺は、ジャイ子の信頼に答えてみせる。 俺が、俺が勝ってあいつを救うんだ」 熱く語るジャイアンの頭を、のび太は軽く小突いた。 「なーに言ってるんだよジャイアン。 これはチーム戦、1人じゃ勝つことはできないんだよ」 のび太は一度間を置き、笑みを浮かべて言った。 「1人じゃなくて4人で……4人でジャイ子を救うんだ!」 その言葉を聞いたスネ夫と静香も合わせて微笑んだ。 そしてジャイアンも笑顔になり、頭を掻きながら言った。 「そうだよな。 だって俺らは仲間……“4人で1つ”だからな」 #19「一回戦」 ドラーズの劇的な勝利から数分が経ち、再びトーナメントが動き始めた。 第3試合は『爆走同盟』対『ナナシマ連合』というなんとも微妙なカード。 爆走同盟はタイプに偏りがあったのが仇となり、そこを付かれて負けてしまった。 試合に負けた爆走同盟の暴走族たちを、黒服の男たちが連れて行こうとする。 暴走族たちは必死に抵抗したが、あっという間に取り押さえられてしまった。 「いやだ、いきたくない! 死にたくないよー!」 と泣き叫び、普段からは想像できないような惨めで悲惨な姿を晒す暴走族。 明日は我が身かもしれない……その姿を見た選手たちの心に恐怖の念が宿る。 第4試合は『セキチク忍者軍団』対『フロンティアブレーンズ』、強豪同士の試合である。 だが、勝負はすぐに終わってしまった。 フロンティアブレーンの圧倒的な強さに忍者軍団のポケモンは次々と倒されっていったのだ。 セキチク忍者軍団は、大将のキョウまで回せずに敗北した。 負けた悔しさからか、それともあの地下室に行く怖さからかはわからない。 だがとにかく涙を流していたアンズを、父であるキョウが慰めている姿が印象に残った。 第5試合は『レジスタンス』対『ポケモン救助隊』。 人々の目は、全く実力が未知数であるレジスタンスに注がれる。 ……………………………… 観衆たちは、思わず言葉を失ってしまった。 ポケモン救助隊は決勝トーナメント出場チームの中でもかなり弱いチーム、敗北は誰にでも予想できた。 ―――でも、まさかこうもあっさり決着がつくなんて…… レジスタンスがポケモン救助隊を倒すのは、僅か10分もかからなかったのだ。 実を言うとこれが、この大会中での最速のタイムだった。 「す、すげえ……なんだよあいつらは……」 やっと我に返った観客たちが、途端にざわめき始める。 それは勿論、のび太たちも例外ではない。 「まさかあいつらが、あんなに強かったなんて……」 「Mr.ゼロの手下たちとは別みたいだけど、一体何者なのかしら?」 「あのリーダーの人物が何故僕らの会話を盗み聞きしていたのか、いまはまだ分からないよ。 それに、『彼らが敵か味方』か、もね……」 レジスタンス……彼らに対する謎は、深まるばかりであった。 続いての第6試合……ついにMr.ゼロのチームの一つ、『クイーンズ』が姿を現した。 観客たちの目の色があきらかに変わる。 ……そしてそのバトルは、彼らの想像を遥かに超えていた。 対戦相手である『カナズミスクール』、の選手たちはまだ10代前半の小さな子供たち。 クイーンズの選手たちに威圧され、まともに指示を出すことも出来ない。 彼らはそれをいいことに徹底的に敵ポケモンをいたぶり、1匹1匹を死んでもおかしくないくらいまで追い詰める。 子供たちがどんなに怯え、悲しみ、泣き叫んでも攻撃は決して止む事はなかった。 その代わりにリーダーであり、子供たちの教師であるツツジが必死にバトルを止めようとする。 だが一度始まったバトルを止めることはできない、審判に訴えかけてみても無駄。 審判はただバトルの判定だけを冷静に、機械のようにこなしていた。 ツツジは何もできない己の無力さを痛感し、立ち尽くして涙を流していた。 ―――そこに彼らのチーム名、『女王』のような気高さは微塵も感じられなかった。 「ひでえ、最低だ……」 口を開ける度にそう言い放つ観客たち、だが所詮は口だけである。 彼らが席を立ち、バトルを止めようとすることは決してない。 なぜなら彼らもまた、クイーンズの圧倒的な残虐性にのまれてしまっているのだから。 クイーンズの選手たちバトルに飽きてきたところで、無限に続くかと思われた試合はようやく終了した。 コロシアムに、子供たちの泣き叫ぶ声が響き渡る。 それが収まったとしても、選手たちからその声が離れることはない。 その声は彼らの心の中で、いつまでも……いつまでも響き渡っていた…… 続く第7試合が始まる前に、1人の男がある決意を固めていた。 脳に焼きついた先程の光景、耳にいつまでも聞こえる子供たちの声…… 絶対に、絶対にあんなやつらに勝たせてはいけない。 たとえやつらがどんなに強かろうが、必ず自分が倒してみせる。 それが『チャンピオン』と呼ばれる自分の使命、あんな奴らに負けるようではその名に笑われてしまう。 「だから自分は絶対にこの大会で優勝する、チャンピオンの名に誓って」 ホウエン地方チャンピオン、ダイゴは心に深くその言葉を刻みつける。 そしてその公約通り、彼は見事に敵に完勝して見せた。 相手が全員ジムリーダーで構成された『シンオウジムリーダーズ』であることなど全く感じさせずに。 「安心してくれ、僕たちが絶対に優勝してみんなを救ってみせる!」 観覧席にそう呼びかけたダイゴの言葉に、選手たちは希望の光を見出す。 ……だがこの後すぐ、その希望を打ち砕かれることとなった。 一回戦最終試合、片や運に頼って勝ちあがってきた弱小チーム、『ポケモン大好きクラブ』。 そしてもう一方はMr.ゼロの配下で最強のチーム、『ジョーカーズ』 先程のクイーンズのバトルを思い出し、選手たちの心に不安が宿る。 また先程のような一方的で残酷なバトルが繰り広げられるのではないか、と。 しかしこのバトルは、彼らの想像を遥かに卓越した展開を見せた。 「はは…………冗談、だろ?」 だれかがそう言った、まるで見るもの全員の気持ちを代弁するかのように。 いま目の前で起こった光景は、今までで一番信じがたいものだった。 ジョーカーズは相手をいたぶったりはしなかった。 でも、見るもの全てに先程とは比べ物にもならないようなショックを与えた。 ……彼らが勝利するまでにかかった時間はたったの『五分』 先程レジスタンスが塗り替えた記録を、あっという間に上書きして見せたのだ。 『こんな奴らに勝てるわけ無い』 選手たちの心が折れていく…… ダイゴたち四天王による希望の光は、それを遥かに上回る強大な絶望の闇によってかき消されてしまった。 全ての試合を見終え、部屋に帰っていくのび太たちの足取りは重い。 「まさか敵があんなに強いなんて……」 スネ夫が諦めたように呟く。 「いくら四天王でも、絶対に勝てるわけがないわ」 静香もスネ夫と同じように、暗い声で呟いた。 「僕たち、死んじゃうのかなあ……」 いつもは能天気で楽観的なのび太でさえ、沈んだ口調になっていた。 すっかりドラーズ内では絶望的なムードが蔓延していた…… 「なに言ってんだ、お前ら!」 突如、この重い空気を打ち破る者が現れた。 ―――そう、ジャイアンである。 「絶対に優勝するって、さっきみんなで誓い合ったばかりじゃないか! それなのにお前らはもう諦めちまうのかよ……だらしないにも程があるぜ! おいのび太! 今朝俺を殴り飛ばしたあの威勢は、いったいどこに行っちまったんだ?」 ジャイアンの熱い言葉を受けたのび太は、ゆっくりと顔を上げる。 そしてその両手を顔に近づけ、自分の頬を思いっきりビンタした。 仲間の3人が驚きながら、無言で彼の方を見つめる。 のび太はその静寂の中で、一言ずつ絞り出すように話していった。 「そうだよね、ジャイアン。 どんな敵が相手でも、僕たちは絶対に諦めてはいけない。 さっきそう心に決めたばかりだったのに……僕は弱い人間だね。 でも、でもそんな弱い僕を支え、助けてくれる仲間たちがいる。 だから僕は強くなりたい……優勝して、大切な仲間たちを守るために……」 のび太はそこで口を塞ぎ、黙って手を差し出した。 ジャイアンは一瞬、嬉しそうな表情を浮かべる。 そして無言で、のび太の手に自分の手を重ねた。 「そうよね、のび太さん。 私もこの大会に出て気付くことができた。 自分には、守るべきものが沢山あるって…… 私はそれを守るために、絶対にこの大会で優勝しなちゃいけない!」 静香は言葉を吐き終えた後、のび太とジャイアンの手の上に自分の手を重ねた。 「まったく……みんなカッコつけちゃって。 馬鹿じゃないの……」 スネ夫はそう言い捨てると、黙って自らの手を仲間たちの手の上に重ねた。 「……どうやら僕も、馬鹿な奴だったみたいだね」 スネ夫が照れくさそうに笑うと、それに続いてみんなも笑い出した。 「よし。 いいな、俺たちは絶対に優勝する……優勝しなくちゃならねえ」 ジャイアンがそこで言葉を止め、3人の顔を見回す。 3人は無言で頷いた。 ジャイアンもそれに頷き返し、深呼吸をした後大声で叫ぶ。 「残りの3試合、絶対に勝つぞおおお!」 ―――少しずつ、少しずつ彼らの絆は深まりつつあった。 だが運命はそんな彼らを弄ぶかのように、様々な試練を与える。 次に彼らが乗り越えなければならない壁はかつての友、出木杉英才との戦いだ…… #20 「決戦前夜」 夕食を食べ終え、一休みするドラーズ一行。 静香とのび太は部屋を出て行き、中にはスネ夫とジャイアンの二人だけが残っていた。 「ジャイアン、明日の試合のことだけど……」 突然、スネ夫がジャイアンに、明日の試合についての相談を持ちかける。 明日の試合で2人が出ることになったのは最初のダブルバトル。 対戦相手『チーム・コトブキ』のダブルバトル出場者は常に同じ、バクとコウジのコンビである。 そしてその2人はここまで、全ての試合で勝利を収めている強敵だ。 「スネ夫、もしかしてビビッてんのか?」 ジャイアンがからかうように言う。 すると、スネ夫は正直に首を縦に振る。 「不安なんだ……明日の敵に、僕の戦略が本当に通じるのかが……」 そう言うスネ夫の肩を、ジャイアンは軽く叩いて言った。 「大丈夫、お前の戦略にはどんな奴も勝てねえ! この俺が保障してやるよ。 だからスネ夫、もっと自分に自信を持て」 ジャイアンが頼もしそうな笑顔を浮かべて言う。 その言葉に勇気付けられたスネ夫は、笑みを浮かべる。 「ありがとうジャイアン、おかげで自信が湧いてきたよ」 その後、真剣な目つきになって言う。 「明日の試合、僕の戦略を信じて戦ってくれるかい?」 ジャイアンは迷わず、首を縦に振った。 そして2人は、明日の試合のために作戦会議を始める。 一方部屋を出た静香が向かった先は、コロシアム5階の最北端。 無数の星たちが輝くこの場所を、静香は一度訪れたことがある。 ……そこにはすでに先客がいた、白いニット帽を被った少女だ。 彼女は静香に気付くと、笑顔で声をかけてくる。 「ここにいれば会えると思ったわ、静香」 静香も笑顔で返す。 「私もよ、ヒカリ」 静香はヒカリの隣に腰を下ろし、話を切り出す。 「ついに明日だね、私たちの試合」 「……うん」 それ以上語ろうとしないヒカリの顔は、どこか寂しそうに見えた。 「どうしたのヒカリ、具合でも悪いの?」 静香が問うと、ヒカリは悲しそうに話し出す。 「……明日、負けたほうはあの地下室に連れて行かれちゃうんだよ。 私たちが負けちゃったら、英才を救うことができないかもしれない。 でももし私たちが勝ったら、あなたたちがあの地下室に連れて行かれちゃう! こんなの、こんなのいやだよ…… 勝っても負けても、かならず誰かが苦しんじゃう なんて……」 悩みを一気に吐き出した後、ヒカリは小さく呟いた。 「静香、あなたは怖くないの? 私たちと戦うことが……」 静香は笑みを浮かべ、迷わず答えた。 「怖くないよ。 だってもしあなたがあの地下室に入っても、私たちが必ずこの大会で優勝して救うからね」 そう言い切った静香の顔に迷いはなかった。 そしてヒカリに微笑みかけながら言う。 「それにあなたが教えてくれたんだよ、『相手を傷つけるだけがバトルじゃない』ってね」 静香の言葉を聞いたヒカリは、力強く言葉を放つ。 「そうよね、静香。 私は相手を苦しめるために戦ってるんじゃない。 私は友を、結城英才を救うために戦っている…… ありがとう。 あなたのおかげでそのことに気付くことができたわ、静香」 ヒカリの顔には、ようやくいつもの笑みが戻っていた。 「なに、以前借りた恩を返したまでよ」 静香は当たり前のことをしたかのように言い、微笑んだ。 それからしばらく談笑した後、ヒカリは真剣な顔で話を始めた。 「私もバクもコウジも信じてる……この大会で優勝して始めて、私たちは英才とほんとの仲間になれるって。 だから私たちは絶対に負けられない、たとえ相手があなたたちでもね」 静香も真剣なまなざしを返す。 「私もよ、ヒカリ。 私たちには救うべき人がたくさんいる。 彼らを救うためにも、私たちは絶対に優勝しなくちゃならない…… 悪いけど、あなたたちには負けられないわ」 ヒカリは立ち上がり、手を差し伸べて言った。 「明日の試合、お互い全力を尽くしましょう」 静香も立ち上がり、その手を強く握り締める。 そして2人は別れ、ヒカリは先に自分の部屋に帰っていった。 その後もしばらく、静香は1人で星を眺めていた。 「ヒカリたちは、あなたのために必死に戦っている…… なのにあなたは何故、彼女たちに心を閉ざし続けるの? 出木杉さん……」 誰もいない星空に向かって、静香は悲しそうに呟いた。 「うーん……どうしたものか……」 ブツブツと呟きながらコロシアム内を徘徊しているのは、のび太少年だ。 ついに明日まで迫ってきた出木杉との戦い。 なんとも言えない感情が湧きあがってきたのび太は、意味もなくひたすら廊下をうろついていた。 特に意味はないけど、一人になりたい。 そんな気分だった。 『何故自分は、出木杉との戦いの前にこんな特別な感情を抱くだろうか』 いくら考えてみても、答えは一向に思いつかない。 「出木杉、か……」 のび太はトレーナーズスクール時代のことを思い出していた。 とにかく凄い奴だった、としか言いようがない。 勉強もスポーツもポケモンバトルも、何をしてもあいつは一番だった。 その上性格までいいときている、まさに人間のいい見本みたいな奴だった。 ―――そんなあいつが、僕は大嫌いだったんだ。 のび太は次に、自分自身のことを思い出してみた。 ……自分は何をしてもだめだった、勉強もスポーツもポケモンも。 散々人から馬鹿にされ、見下され、落ちこぼれの烙印を押され…… だから自分とは対照的な生き方をしていた出木杉が嫌いだったんだろう。 優秀な人間である彼のことを、自分は認めようとしなかったのだ。 今思うとあまりに馬鹿げた話である、昔の自分が恥ずかしい。 そんなことを考えていたのび太の目に、意外な人物が映る。 「噂をすれば……」なんて表現があるが、まさにいまがその通りの状況である。 先程まで考えていた人物と急に遭遇したことで、のび太は驚きを隠せない。 そしてなんとか、彼の名を口から発した。 「や、やあ……出木杉」 何も言ってこない出木杉に、のび太は質問をぶつける。 「出木杉……きみは何故この大会に参加したんだい?」 「どうだっていいだろ、君には関係ない」 そう言い放つ出木杉に、のび太は思わず感情的になる。 「関係なくなんかない! 僕は君の仲間だったじゃないか。 それに……」 「それに、なんだい?」 のび太は一瞬言葉を詰らせつも、そのことを出木杉に告げた。 「僕、先生から聞いたんだ……君が『転校』した理由を……」 出木杉は驚かない。 ただ一言、「そうかい」と呟いただけだった。 のび太はそれ以降すっかり黙り込んでしまい、辺りには重い沈黙が流れた。 すると突然、出木杉が言った。 「僕の過去を知っているなら隠す必要もない…… 教えてあげよう、僕がこの大会に参加した理由を」 この瞬間、のび太の目の色が変わった。 「この大会には、世界中の強いトレーナーたちが集まっている。 もし優勝すれば、僕は世界一強いトレーナーになれるかもしれない」 出木杉はそう思ってこの大会に参加したようだ。 「君は、世界一強いトレーナーになりたいのかい?」 のび太が問うと、出木杉は深刻な面持ちになる。 「父は僕に、世界一のトレーナーになって欲しいと言っていた…… だから僕は、世界一強いトレーナーになる……ならなくちゃならない。 ……それが、父を殺してしまった僕にできる唯一の罪滅ぼしなんだ」 出木杉は、まるでそれが自分の使命であるかのように言い放った。 出木杉の話を聞き終えたのび太は、考え込みながら言う。 「出木杉、君は間違っていると思うよ……」 突然そう言われた出木杉は、「何が?」とイラつきながら返す。 「確かに君のお父さんは、君が世界一のトレーナーになったら喜ぶだろうね。 でもお父さんが本当に望んでいるのは、そんなことではないんじゃないかな?」 のび太のその言葉によって、出木杉の表情が変わった。 彼は近くの壁を叩きつけながら、静かに、でも迫力をこめて言った。 「君に……君に何がわかるっていうんだよ!」 のび太はその言葉に言い返すことはできなかった。 確かに、自分は出木杉のことを理解できていない。 彼がどれだけ悩み、苦しんだのか……それを自分が軽々しく『知っている』などと言えるわけがない。 でも、それでもやはり、出木杉の考え方は間違っていると思う。 彼はいま、父を殺した罪を償うことしか頭にない、そのことに取り付かれているといったところか。 のび太はある決心を固め、出木杉に告げた。 「出木杉……確かに僕は君のことなんか何一つ理解できていないかもしれない。 でも、やっぱり君の考え方は間違っている……僕はそう思うよ。 君がこの大会で優勝することで過去への罪滅ぼしをしようというのなら、僕がそれを阻止してみせる! 僕が君に勝って、君の考えが間違っているということを証明してあげるよ!」 それを聞いた出木杉は、何も言わずに去って行った。 「やるしかないな……」 のび太は部屋への帰路の途中、心に念じる。 「僕が勝って、あいつを救うんだ!」 ぶつかり合うのび太と出木杉。 いったいどちらが正しいのか、そしてどちらが勝つのか。 全ては明日、明らかになる…… 次へ
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博多駅・博多バスターミナル2階34番乗り場始発・博多駅三井ビル終点である。 千代ランプ〜水城ランプを都市高速を利用。 高速バス以外では最も都市高速区間が長い路線だとか、 実際には、廃止した106番の方が長距離か? 博多駅から呉服町・蓮池から洗出・都府楼前を通り、 博多南バイパスを針摺まで通り、 386経由で甘木営業所に向かう。 甘木営業所は杷木系統だと裁判所前である。 杷木系統とは甘木で乗り継ぎである。 甘木と西鉄甘木駅・甘木鉄道甘木駅は徒歩10分程かかる。 一部は針摺北口→博多駅のみ運行もあります。 運行開始当初は、 都府楼前地区は通過で筑陽学園前が最初の停留所だったが、 要望が多く都府楼前に乗り入れるようになった。 本線だと都府楼前駅の上空の道路を通る。 平日はラッシュ時は15分間隔 通常は30分間隔 土日は30〜40分間隔で運行されます。 渋滞は博多駅発は、水城ランプと3号線内で、 甘木発はゆめタウン筑紫野前で渋滞する。 拡張工事が終われば解消できる。 国道3号区間で、3号本線が車両渋滞が酷い場合でも、 洗出の分岐点以降はすいすいである。 400番は都府楼前経由ですいすいである。 路線は全区間がエコルカード・ひるパスのエリア内である。 更に水城にもバス停を設置した。
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バトルフィールド2 不思議のダンジョン 風来のシレン外伝 女剣士アスカ見参!for Windows 英雄伝説VI 空の軌跡 通常版 イース -ナピシュテムの匣- イース -フェルガナの誓い- BEYOND DIVINITY完全日本語版 Divine Divinity完全日本語版 セイクリッドプラス 日本語版 Age of Mythology AOK AOC AOE ROR
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◆uRSZz4rdPoが集計を行ったみんなで決める2010年の新曲ランキングの結果です。 ルール 【ルール】 対象は2010/1/1~2010/12/31までに発売したゲームの曲。(アーケードの場合は稼動を始めたゲームの曲) 一人一回1位~10位まで投票(10位まで埋まらなくてもOK)。 点数は無し、ただし同着順のみ順位票を参考とします。順位点は1位から順に20、19、18、17……12、11とします。 同じ作品の曲は3曲まで。 ゲームジャンル、シリーズ、プロアマ等の縛りは一切なし。 海外からの移植作は初移植が2010年以内ならばOK。 2009年以前に発売・稼働した作品で2010年に追加された曲は対象外。 投票レスが1000に達したら締め切り。1000に達しない場合でも3月末で締め切り。 投票する人は名前欄にfusianasanと入力してください。 携帯電話、ネカフェ等での投票は禁止します。 多重投票が発覚したときは、最初の有効票一票以外は無効にします。 投票の際には一言コメントをお願いします。曲ごとのコメントに付いては各自ご自由にどうぞ。 【リメイク・移植について】 リメイクや移植作はベタ移植、音源違い程度のアレンジはNG、 新曲としてアレンジされていればOKとします。 どこまでが音源違いか新アレンジかは個人の判断におまかせします。 結果 順位 曲名 ゲーム名 機種名 票数 得点 1 Inevitable Struggle 英雄伝説 零の軌跡 PSP 36 616 2 名を冠する者たち ゼノブレイド Wii 36 585 3 決戦!N ポケットモンスター ブラック・ホワイト NDS 31 503 4 組曲 光導 ダライアスバースト アナザークロニクル AC 28 501 5 Get Over The Barrier! -Roaring Version- イースvs.空の軌跡 オルタナティブ・サーガ英雄伝説 零の軌跡 PSP 25 443 6 戦乱 荒れ狂う波浪の果て 世界樹の迷宮III 星海の来訪者 NDS 25 427 7 閃烈なる蒼光/ジンオウガ モンスターハンターポータブル 3rd PSP 23 376 8 機の律動 ゼノブレイド Wii 21 351 9 Red Zone トトリのアトリエ~アーランドの錬金術士2~ PS3 21 350 10 戦闘!四天王 ポケットモンスター ブラック・ホワイト NDS 19 298 11 Childlike Eyes イースvs.空の軌跡 オルタナティブ・サーガ PSP 19 289 12 GHOST TRICK ゴースト トリック NDS/iOS 18 292 13 迷宮V 白亜ノ森 世界樹の迷宮III 星海の来訪者 NDS 18 281 14 Get Over The Barrier! 英雄伝説 零の軌跡 PSP 17 276 15 10番道路 ポケットモンスター ブラック・ホワイト NDS 15 226 16 Battle to pay the debt[B] End of Eternity 360/PS3 14 221 17 勝利は目の前! ポケットモンスター ブラック・ホワイト NDS 14 219 17 Intense Chase 英雄伝説 零の軌跡 PSP 14 219 19 すばらしき新世界 無限のフロンティア EXCEED スーパーロボット大戦OGサーガ NDS 13 195 20 戦場 初陣 世界樹の迷宮III 星海の来訪者 NDS 13 188 21 ガウル平原 ゼノブレイド Wii 12 215 22 戦闘!伝説のポケモン ポケットモンスター ブラック・ホワイト NDS 12 202 23 EXEC_FLIP_ARPHAGE/. アルトネリコ3 世界終焉の引鉄は少女の詩が弾く PS3 11 191 24 全てを賭して テイルズ オブ グレイセス f PS3 11 173 25 敵襲 斬撃のREGINLEIV Wii 11 167 26 戦乱 それぞれの正義 世界樹の迷宮III 星海の来訪者 NDS 10 176 27 ソウリュウシティ(ホワイト) ポケットモンスター ブラック・ホワイト NDS 10 161 28 Mercilessness 怒首領蜂大復活ブラックレーベル AC 10 145 29 魔王 ニーア ゲシュタルト/レプリカント 360/PS3 9 162 30 ENDING ~それぞれの未来へ~ ポケットモンスター ブラック・ホワイト NDS 9 156 31 敵との対峙 ゼノブレイド Wii 9 154 32 Fight of Son 黄金の太陽 漆黒なる夜明け NDS 9 152 33 ストッパー イースvs.空の軌跡 オルタナティブ・サーガ PSP 9 146 34 Limitation タクティクスオウガ 運命の輪 PSP 9 145 35 タマゲールせつげん 毛糸のカービィ Wii 9 139 36 Yellow Zone トトリのアトリエ~アーランドの錬金術士2~ PS3 9 138 37 カイネ / 救済 ニーア ゲシュタルト/レプリカント 360/PS3 8 135 38 Vertex 怒首領蜂大復活ブラックレーベル AC 8 133 39 Blaze at My Feet イースvs.空の軌跡 オルタナティブ・サーガ PSP 8 132 39 メインテーマ ゼノブレイド Wii 8 132 41 鉄橋を越えて 英雄伝説 零の軌跡 PSP 8 131 42 コンベアスマッシャー ドンキーコング リターンズ Wii 8 129 43 DANGANRONPA ダンガンロンパ 希望の学園と絶望の高校生 PSP 8 128 44 来たるべきセカイ 勇者のくせになまいきだ 3D PSP 8 127 45 イニシエノウタ / 運命 ニーア ゲシュタルト/レプリカント 360/PS3 8 125 46 戦乱 剣を掲げ誇りを胸に 世界樹の迷宮III 星海の来訪者 NDS 8 122 47 D.A.Y./Break イースvs.空の軌跡 オルタナティブ・サーガ PSP 8 119 47 戦乱 その忌むべき名を呼べ 世界樹の迷宮III 星海の来訪者 NDS 8 119 49 Vertigo 怒首領蜂大復活ブラックレーベル AC 8 116 50 切り裂く影 ファイアーエムブレム 新・紋章の謎 ~光と影の英雄~ NDS 8 115 51 クラウドガーデン スーパーマリオギャラクシー2 Wii 8 111 52 Splendid Twister ティンクル☆くるせいだーすGoGo! PSP 7 125 53 Reach For The Stars ソニック カラーズ Wii/NDS 7 122 53 Formidable Enemy 英雄伝説 零の軌跡 PSP 7 122 55 Beyond the Sky ゼノブレイド Wii 7 120 56 奮起 大神伝 ~小さき太陽~ NDS 7 119 57 決勝戦 クイズマジックアカデミー7 AC 7 115 58 残骸ノ中 静カニ思イヲ巡ラセル ダライアスバースト アナザークロニクル AC 7 114 58 鐺 赤い刀 AC 7 114 60 新銀河帝国 スーパーマリオギャラクシー2 Wii 7 112 61 EXEC_EP=NOVA/. アルトネリコ3 世界終焉の引鉄は少女の詩が弾く PS3 7 111 61 陽昇る水景 モンスターハンターポータブル 3rd PSP 7 111 63 攻勢の刻 斬撃のREGINLEIV Wii 7 109 64 両島原南 大神伝 ~小さき太陽~ NDS 7 108 65 戦闘!N ポケットモンスター ブラック・ホワイト NDS 7 105 66 青空に向かって歩け スーパーロボット大戦L NDS 7 104 67 メイガスナイト 妖精大戦争 ~ 東方三月精 Win 7 103 68 グリーングリーンズ 毛糸のカービィ Wii 6 100 69 Active Angel BLAZBLUE CONTINUUM SHIFT II AC 6 98 69 FAREWELL TO BALLADE ROCKMAN10 宇宙からの脅威!! PS3/Wii/360 6 98 69 ホドモエシティ ポケットモンスター ブラック・ホワイト NDS 6 98 69 戦闘!プラズマ団 ポケットモンスター ブラック・ホワイト NDS 6 98 73 宿命の決戦 スーパーマリオギャラクシー2 Wii 6 93 74 鍔競合 赤い刀 AC 6 90 75 引けない戦い ゼノブレイド Wii 6 86 75 宿敵 メタルマックス3 NDS 6 86 77 Alexandrite BLAZBLUE CONTINUUM SHIFT 360/PS3 6 79 77 Theme of Juri SUPER STREET FIGHTER IV 360/PS3/AC 6 79 79 妖怪モダンコロニー ダブルスポイラー ~ 東方文花帖 Win 6 78 80 Philistine NO MORE HEROES 2 DESPERATE STRUGGLE Wii 5 95 81 それからCODAへ Solatorobo それからCODAへ NDS 5 86 81 議論 -HOPE VS DESPAIR- ダンガンロンパ 希望の学園と絶望の高校生 PSP 5 86 83 The Second Joker THE KING OF FIGHTERS XIII AC 5 85 83 Arrival Existence 英雄伝説 零の軌跡 PSP 5 85 85 燐光の地ザトール / 夜 ゼノブレイド Wii 5 84 85 逆襲の時! パワプロクンポケット13 NDS 5 84 85 Flotage 怒首領蜂大復活ブラックレーベル AC 5 84 88 新しい扉の先に スーパーロボット大戦L NDS 5 83 89 議論 -BREAK- ダンガンロンパ 希望の学園と絶望の高校生 PSP 5 81 89 天下統一 戦国BASARA3 PS3/Wii 5 81 91 The Bloody Rose HOSPITAL. 6人の医師 Wii 5 80 91 地獄は満員 メタルマックス3 NDS 5 80 93 Another Winter SCOTT PILGRIM VS. THE WORLD THE GAME 360/PS3 5 79 93 GO GO TOTORI トトリのアトリエ~アーランドの錬金術士2~ PS3 5 79 95 力の限り イースvs.空の軌跡 オルタナティブ・サーガ PSP 5 78 95 Theme of Black Knight タクティクスオウガ 運命の輪 PSP 5 78 95 侵食 ブレイズ・ユニオン PSP 5 78 98 ファイナル・ギャザリング! 勇者のくせになまいきだ 3D PSP 5 77 98 Fairy Rom-Antic 無限のフロンティア EXCEED スーパーロボット大戦OGサーガ NDS 5 77 100 KDD-0063 THE KING OF FIGHTERS XIII AC 5 76 100 Planet Wisp - Act 1 ソニック カラーズ Wii/NDS 5 76 100 雨上がりのミライ 探偵オペラ ミルキィホームズ PSP 5 76 103 NO TURNING BACK ROCKMAN10 宇宙からの脅威!! PS3/Wii/360 5 75 104 戦闘!チェレン・ベル ポケットモンスター ブラック・ホワイト NDS 5 72 104 Zatsuza 怒首領蜂大復活ブラックレーベル AC 5 72 106 嵐の中に燃える命 モンスターハンターポータブル 3rd PSP 5 70 107 Moon Over The Castle GT5 Version グランツーリスモ5 PS3 5 68 108 CRIMSON BLOOD 悪魔城ドラキュラ Harmony of Despair 360 5 63 109 機神界フィールド ゼノブレイド Wii 4 76 110 EVAC INDUSTRY - 審判の日 ケツイ~絆地獄たち~ EXTRA 360 4 74 111 エミール / 業苦 ニーア ゲシュタルト/レプリカント 360/PS3 4 73 111 戻らない時間 パワプロクンポケット13 NDS 4 73 111 EVER LAST ラストリベリオン PS3 4 73 114 Abyssal Dependence ダライアスバースト アナザークロニクル AC 4 71 115 常闇ノ皇の末裔討伐 大神伝 ~小さき太陽~ NDS 4 69 116 禁忌の聖域 ファイアーエムブレム 新・紋章の謎 ~光と影の英雄~ NDS 4 68 117 使命を抱いて ポケットモンスター ブラック・ホワイト NDS 4 67 117 The Edge of Green ラジアントヒストリア NDS 4 67 119 HEAVENS DIVIDE METAL GEAR SOLID PEACE WALKER PSP 4 66 120 Gonna be here HOSPITAL. 6人の医師 Wii 4 65 121 Twilight Wanderers イースvs.空の軌跡 オルタナティブ・サーガ PSP 4 64 121 迷宮 I 垂水ノ樹海 世界樹の迷宮III 星海の来訪者 NDS 4 64 123 Modern Girl 2010 プリニー2 ~特攻遊戯! 暁のパンツ大作戦ッス!!~ PSP 4 63 123 Nの城 ポケットモンスター ブラック・ホワイト NDS 4 63 123 Frenzy 怒首領蜂大復活ブラックレーベル AC 4 63 126 マグマモンスター スーパーマリオギャラクシー2 Wii 4 62 126 全テヲ破壊スル黒キ巨人 ニーア ゲシュタルト/レプリカント 360/PS3 4 62 128 戦場 討ち果て倒れる者 世界樹の迷宮III 星海の来訪者 NDS 4 61 128 守りぬく意志 英雄伝説 零の軌跡 PSP 4 61 130 NITRO RIDER ROCKMAN10 宇宙からの脅威!! PS3/Wii/360 4 60 130 無間の鐘 ~ Infinite Nightmare ダブルスポイラー ~ 東方文花帖 Win 4 60 132 NO REMORSE ケツイ~絆地獄たち~ EXTRA 360 4 59 133 戦闘!ジムリーダー ポケットモンスター ブラック・ホワイト NDS 4 57 134 陽だまりの中で GOD EATER BURST PSP 4 55 135 サンセット海岸 ドンキーコング リターンズ Wii 4 53 136 デデデだいおう 毛糸のカービィ Wii 4 50 137 Lone Wolf Halo Reach 360 3 58 138 ABANDONED MEMORY ROCKMAN10 宇宙からの脅威!! PS3/Wii/360 3 56 139 An Earnest Desire of Grey ラジアントヒストリア NDS 3 55 139 A Light Illuminating The Depths 英雄伝説 零の軌跡 PSP 3 55 141 鳥の歌 スーパーロボット大戦L NDS 3 54 141 戦闘!キュレム ポケットモンスター ブラック・ホワイト NDS 3 54 141 鉱山町マインツ 英雄伝説 零の軌跡 PSP 3 54 144 SOLAR INFERNO ROCKMAN10 宇宙からの脅威!! PS3/Wii/360 3 53 144 戦慄の旋律!踊れパガニーニの様に! クリミナルガールズ PSP 3 53 144 帝都アグニラータ ゼノブレイド Wii 3 53 144 サザナミタウン(秋~春) ポケットモンスター ブラック・ホワイト NDS 3 53 148 光の中に アルトネリコ3 世界終焉の引鉄は少女の詩が弾く PS3 3 52 148 戦闘!ゲーチス ポケットモンスター ブラック・ホワイト NDS 3 52 150 ヒウンシティ ポケットモンスター ブラック・ホワイト NDS 3 51 150 祭への招待状 モンスターハンターポータブル 3rd PSP 3 51 150 片手にはレモネード 英雄伝説 零の軌跡 PSP 3 51 153 Enter the Darkness キングダムハーツ Birth by Sleep PSP 3 50 153 Rock Club SCOTT PILGRIM VS. THE WORLD THE GAME 360/PS3 3 50 153 風を切って クラシックダンジョン ~扶翼の魔装陣~ PSP 3 50 156 Subuta.1 NO MORE HEROES 2 DESPERATE STRUGGLE Wii 3 49 156 Gray hued ソラ Win 3 49 156 夏ノ雪 ニーア ゲシュタルト/レプリカント 360/PS3 3 49 159 EXEC_COSMOFLIPS/. アルトネリコ3 世界終焉の引鉄は少女の詩が弾く PS3 3 48 159 逃れえぬ過去 クリミナルガールズ PSP 3 48 159 行く手を阻む者 ゼノブレイド Wii 3 48 159 カイネ / 逃避 ニーア ゲシュタルト/レプリカント 360/PS3 3 48 159 WANTED! メタルマックス3 NDS 3 48 164 INTERCEPTION - 喧騒の街 ケツイ~絆地獄たち~ EXTRA 360 3 47 164 Departure ダライアスバースト アナザークロニクル AC 3 47 164 カゴメタウン ポケットモンスター ブラック・ホワイト NDS 3 47 164 Machine Soul~奇跡を呼ぶIMPACT POWER 無限のフロンティア EXCEED スーパーロボット大戦OGサーガ NDS 3 47 164 Rosa Morada 紫影のソナーニル -What a beautiful memories- Win 3 47 169 Be the LAST RANKER -Battle Ver.- LAST RANKER PSP 3 46 169 XaaaCi. アルトネリコ3 世界終焉の引鉄は少女の詩が弾く PS3 3 46 169 遊戯奇譚~遡乃壱 アルトネリコ3 世界終焉の引鉄は少女の詩が弾く PS3 3 46 169 ラジックのいりえ ドンキーコング リターンズ Wii 3 46 169 決勝戦 戦場のヴァルキュリア2 ガリア王立士官学校 PSP 3 46 174 無慈悲な王 GOD EATER BURST PSP 3 45 174 Dismiss キングダムハーツ Birth by Sleep PSP 3 45 174 検定試験 クイズマジックアカデミー7 AC 3 45 174 Starlight Carnival - Act 1 ソニック カラーズ Wii/NDS 3 45 174 Blue Radiance ラジアントヒストリア NDS 3 45 174 おおきなまめのき 毛糸のカービィ Wii 3 45 180 EXEC_CUTYPUMP/. アルトネリコ3 世界終焉の引鉄は少女の詩が弾く PS3 3 44 180 トゲのある花 ケロロRPG 騎士と武者と伝説の海賊 NDS 3 44 180 迷宮 IV 深洋祭祀殿 世界樹の迷宮III 星海の来訪者 NDS 3 44 180 Dark Ruler 遊☆戯☆王ファイブディーズ TAG FORCE 5 PSP 3 44 184 The beginning of eternity End of Eternity 360/PS3 3 43 184 Deo Volente GOD EATER PSP 3 43 184 足跡を辿って トトリのアトリエ~アーランドの錬金術士2~ PS3 3 43 187 Syvalion arrange GOLD ダライアスバースト アナザークロニクル AC 3 42 187 世界の記憶 ラジアントヒストリア NDS 3 42 189 Ain t That Funny MADWORLD Wii 3 41 189 地下遺跡深部 大神伝 ~小さき太陽~ NDS 3 41 189 ルーズレイン 妖精大戦争 ~ 東方三月精 Win 3 41 189 Desperado 怒首領蜂大復活ブラックレーベル AC 3 41 193 あなたの街の怪事件 ダブルスポイラー ~ 東方文花帖 Win 3 39 194 オクトゥムの願い イースvs.空の軌跡 オルタナティブ・サーガ PSP 3 37 195 解放 ファイアーエムブレム 新・紋章の謎 ~光と影の英雄~ NDS 3 35 196 EXEC_METEMPSYCHOSIS/. アルトネリコ3 世界終焉の引鉄は少女の詩が弾く PS3 2 40 197 Speak With Your Heart -Ending Theme- ソニック カラーズ Wii/NDS 2 39 197 フィールド 二ノ国 漆黒の魔導士 NDS 2 39 199 これが、2人で決めたことだから ケイオスリングス iOS 2 38 199 friend ファイアーエムブレム 新・紋章の謎 ~光と影の英雄~ NDS 2 38 199 ラストバトル 東方蒼神縁起 ~ The Genius of Sappheiros Win 2 38 ランキングデータ 投票期間:2011/1/9~3/31 有効投票数:223票 投票楽曲数:699曲 延べ楽曲数:1937曲